【完全ワイヤレスイヤホン】高コスパのERATO VERSEを徹底レビュー
僕は昔から無線とかワイヤレスという言葉に弱い。
今や完全ワイヤレスイヤホンの代名詞ともなっている「AirPods」が発売されたときは、本当に衝撃だった。
イヤホンなのにスマホに繋いでいるものがない。なんてクールなんだ。
当然、喉から手が出るほど欲しかった。
欲しかったのだが、悲しきかな僕の耳にはAirPodsのような形状の、所謂インイヤー型イヤホンは合わないのだ。
街中で、電車の中で、耳から「うどん」を垂らしている人が本当に羨ましかった。
ただ、そんなインイヤーイヤホン合わない人間の僕にも追い風が吹いてきた。
AirPodsを皮切りに完全ワイヤレスイヤホンの市場が活発化。
カナル型のワイヤレスイヤホンも続々と登場し、今では様々な選択肢がある。
そんな中から「 ERATO VERSE」を購入し3ヶ月ほど使用した感想を書いていく。
ERATO トゥルーワイヤレスイヤフォン VERSE ブラック AEVE00BK00
ERATO VERSEとは
初期の完全ワイヤレス市場で名機と言われたAppolo7の普及版
Appolo7の洗練されたデザインと操作性はそのままに、価格を半額以下の14,000円に抑えている。2017年9月に発売。
デザイン
色は白と黒があったが、耳から目立つのが嫌なので黒を選択。
耳から横に大きく飛び出さないか心配だったが、
本体が小さいこともあり違和感なし。とてもいい感じだ。
ケース、本体ともにマットな質感で高級感がある。
装着感
これは個人差があるが、個人的にはフィット感はとても良い。
先端が360度回る仕組みになっているらしく、付けるときにねじりながら入れると、驚くほどすっとフィットする。
長時間装着も苦にはならないが、3時間ほど付けていると流石に少し耳に疲労感があった。
音質
低音が力強い。かと言ってボーカルの中音域も聞きづらくはなくバランスが良い。
遮音性も優れており、ある程度の没入感は味わえる。
完全ワイヤレスイヤホンでこの価格帯ということを考えると、非常にコスパに優れた商品だといえる。
ただし、(当然のことだが)1万円以上の有線イヤホンと比べると、全体的に輪郭がぼやけ、解像度は低く感じる。
使いやすさ
「落としてしまうかも」と少なからず気を遣うことは否めないが、
ケースから取り出してから実際に音楽を聞くまでストレスは感じない。
特にケースから取り出す際、本体を前後に動かしてから取り出すと自動で電源がONになるギミックは非常に使いやすい。
電源ONの時点でスマホと繋がってくれるとなお良いのだが、これは本体のボタンを一度押す必要がある。
流れとしては、ケースを開けて、本体をゆらし、耳につけて、ボタンを押す。
するとスマホと自動でつながり、音楽を再生。という流れ。
ボタンは左右に一つずつあり、長押しで曲おくり、二回押しで音量調整など慣れるとシンプルで使いやすい。
バッテリー
カタログ値では、音楽連続再生約3時間。通話連続時間約4時間。バッテリーケース充電4回分とある。
実際に使ってみた感じでは、最高で3時間ほど付けていた時があったが、バッテリー切れはなし。
バッテリーに気を遣うようなことはこれまでになく、たまに気が付いたタイミングで充電するような使い方で問題なし。
Bluetooth接続
普段、通勤時は胸ポケットに携帯を入れることが多いが、
接続が切れることはほぼない。
ただしパンツの後ろポケットに入れて、電車など人混みで聞いていると、たまに接続が途切れる。
(15分に一回程度。左右の接続が途切れるというより、スマホ本体との接続が一瞬きれる感じ。)
また急に走ったりしても同様に途切れたことがあった。いずれも聞くに堪えないというほどではないが、
気になる人は気になるかも。
総評
イヤホンがワイヤレス化することにそれほどメリットがないと考える人もいると思うが、個人的には非常に楽になった。
イヤホンコードが引っかかって不意に耳が持ってかれるようなこととはもうオサラバ。鞄の中でも絡まず快適。
この価格帯で音良し、デザイン良し、操作性良しなので、とてもコスパが高い商品。
もうイヤホンコードからは卒業したい!
という方は購入を検討してみては。